札幌の美術館へ 〜デュフィの良さに気がつく〜
地元もバカにばっかしてちゃいけないんでね。
近代美術館でやっている、ポーラ美術館コレクション展へ行ってきました。
芸術の森へはやっぱり早起きができなかったのでこちらにしました。
気がついたらもう始まっていた!!と思いました。
三連休、昨日はなんだか疲れていたってのもあったし、夜に約束があったので、どこへも行かず、ひたすら体調回復のために家で寝ていたのですが、なーんと、ドタキャン。それも、早めに解放してくれればいいものを、「もしかしたら時間を作れるかもしれない」だのなんだの言うもんだから、美容室の前倒しもできず。
土曜日はお天気が良かったけど、日曜日の今日はなんだか曇っている。。。
あれ?ずっとお天気良かったんじゃなかったの?って、天気予報を見たら曇りから雨。
明日の月曜も曇り雨。
自転車で動けるのは今日しかないなと思い、中島公園のミッフィーと迷ったのですが、せっかく中島公園行くならお天気の良い日にゆっくりしたいので、近美にしました。夕方から美容室もあったので。
道中、雨がパラパラきましたが、大事に至らず、すいすい近美につきました。
ま、どうせ札幌だからと思いきや、意外と人きてました。
それでも東京や京都に比べるとぜんぜんなんですけど。こないだの有元利夫展より多かったな。年齢層、性別も様々で、こいうのは嬉しいなと思います。いろんな人が来てくれれば、北海道にも良い作品が来てくれると勝手に思ってしまいます・
作家の特別展ではなく、美術館展ってけっこう好きです。
美術館展って発見というか、いままでと見方がかわるってことがあったりするんです。
やはり押しているのは、モネなんだと思います。
「セーヌ川の日没、冬」よかったですね。
あとは、「ヴァランジュヴィルの風景」ですね。
モネも前はあんまり好きってわけではなかったのですが、ここ数年いいなと思ってきた作家です。
やっぱり光なんですよね。光と同時に、冬なら冬のキリッとした空気感、春なら春のあたたかな乾いた空気感。
どうしてあんなに伝わってくるんでしょうかね。
ほんとに、モネの絵には、バックライトがあるんじゃないかと思えます。
春に京都で見た、テュイルリー公園公園もそうでしたけど、絵から光が出ているとしか思えない。
その光をずっと体に浴びていたと思って、絵の前から離れられなくなるんです。
今回モネは、6点来てました。大作はなかったけど、どれも光がある良い絵でした。
次は、セザンヌから新印象派。このあたり、私はあんまり好きではないです。
これから急に「あっ!!」と思うことがあって、好きな作家が出てくるかもしれないんですけど、セザンヌもシニャックもまだよくわかりません。
次は、20世紀の前衛芸術ってことで、マティスが出てきました。
しかし!私は次にみた、デュフィに心を撃ち抜かれました。まったくのノーマークだったデュフィ。マティスの次の人くらいにしか認識してなかったけども。
今回、一点だけ来ていて、一押しだったのか、展示の壁の色がこの絵だけ違ってました。
五重奏
こうやってみると、なんてことなくフツウですが。
確かに本物も、何が迫力あるわけでもなくなんですけど、なんか気になって仕方がないんです。何度も見ました。
本物っていいなぁ。この絵だけみに、もう一度行こうかなと思えます。
デュフィはこのような楽奏の絵をたくさん描いています。音楽とリンクしている画家っていいですね。有元もそうです。
この線がいいですね。迷いなく、サーっと描いているかんじが。
また好きな作家が増えたぞ。なんか嬉しい。たった一点だったけど、デュフィの良さを教えてくれてありがとう!!
あー良い日だった。
で、やはりミュージアムショップでは何も買わず、白ドトールに寄ってから美容室へ。
帰りは雨でしたが、なんとか自転車で帰宅。
好きな人からメールも届いて、幸せな夜です。
明日は、映画でもいこうかな。