そうは言っても〜私的所見〜

備忘録的に。芸術のこと。ファッションのこと。生きること。愛すること。食べること。

どちらの目線が上からか、が・・

さて、舛添都知事。わたくしは都民でもなく、関東圏に住んでいるわけでもありませんので、関係ないっちゃ関係ないです。

しかし、これだけ毎日毎日毎日メディアでやられりゃね。。

 

この方、とても惜しいと思うんです。青山繁晴氏が、「人間は自分の得意分野で失敗する」とおっしゃっておりましたが、舛添さん、おそらくですが、特段ご立派な家柄でもなく、親の七光り等で有名になったわけではなく、テレビに出るようになってからも、お世辞にも男前ではないし、ハゲているし、人柄が良いキャラでもなく、本当に頭が良くて、そして勉強もたくさんなさって、自分の力でここまで登りつめたのではないのかなと。

政治や法律にも詳しくて(たくさん勉強したからだとも思います)、せっかくここまできたのに。

「やっぱ、生まれ育ちが卑しいやつは、ダメなんだよ」ってなっちゃった。

 

自分の得意な分野でうまいことやろうと思ったら、思惑が外れてしまったかんじ。

あーあ、また温厚で人柄が良くて、見た目もよくて、そして生まれ育ちもご立派でとかいう人に回帰してしまうのかな。そういう人が本当にふさわしい人ならそれに越したことはないですけど、雑草のような人もいたほうが私は、いいなと思う。単純に。

 

こうまでなってそれでも自ら辞めないのは、やっぱり悪いことしたって思っていないからなんだと思う。

心ん中では、「なんでこの(頭のいい)俺が、こんな頭の悪いバカ連中に頭さげなきゃなんねーんだ。ほんとにバカどもめ。バカだからお前ら、うまいこと金が使えないんだよ、俺みたいに頭のいい人間は、こうやって法に触れること無く金を使うことができんだよ。あーあ、これだからバカ連中は困る。頭のいい俺の考え方がわかんなんだ。バカだから」とか、思っているんだと思う。

どこまでも頭のいい自分が上の立場(目線)なんだよね。

 

日曜、そこまで言って委員会で、芸能人の不倫がテーマになっていた。珍しいな。

ケビン・メアさんが、ベッキー騒動について語っておられた。外人さんでもわりと詳しく知っていて、ほうーと思いました。

 

あれも、どっちかより深く(重く)惚れていたかってことに尽きるんだと思う。

ベッキーが謝ったり、謹慎したり、メディアだかなんだか知らんけど、世間に叩かれたりしていても、男のほうが平気で活動しているっていうのは、ベッキーのほうが、深く重く惚れていたんだろうね。厳密に言えば、ベッキーの片思い。よほどのことがない限り、恋は片思いです、はい。

どっちかがより惚れている。天秤が並行になることはないのです。

 

恋愛において、自分のほうが立場が上と確信もてたたとき(それが勘違いであったとしても)、なんの根拠もないけど、とてつもない自信が生まれるわけです。

だもんだから、女が世間にいじめられていようと、お構いなしで、自分に後ろめたさなんて感じない。だって俺が惚れられたんだしってもんで。

男女が逆になっても同じでしょうね。たぶん。

 

ことの重大さや影響力やはだいぶ違うでしょうけど、心理的には近いものがあると思いますよ、舛添と川谷。

 

根拠のない、とてつもない自信って、手がつけられないし、手をつけても、糠に釘といいますか、暖簾に腕押し。

 

一方通行に腹が立つだけなんですよねえ。